介護職員の髪型について思うこと。

モラル

介護・福祉の現場では長年ず~~っと職員の「服装」「髪型」「言葉遣い」が議論になっている気がします。介護職員の髪型について思うことを書いてみました。

この記事は過去のブログを再構築したものだよ!その時にもたくさんコメントをもらったんだけれど、それも併せて紹介するよ。色々な考えの人があって勉強になるね。

介護事業はサービス業ということを理解する

介護事業はサービス業です。
平たく言えばコンビニやレストランなどと同じ職業。
そこでは当然マナーやモラルと言ったものが重要になってきます。

介護保険法上でも「介護サービス」と謳っていますよね。

しかし正直介護という業種では、サービス業という意識が欠落している方が多いと言わざるを得ません。

曰んや我が法人をや。

皆さんの周りにも、心当たりのある方はいませんか?

金髪が持たれる印象

むかしむかし、ある事業所に髪の毛を金髪に染めている20代の女性介護職員がいました。
ブラウンが入ってるという程度のものではありません。
おそらくブリーチを利かせたのでしょう。ひときわ目立った黄金色です。

そこで、その事業所の上司は
「髪を暗い色にしなさい。介護職なんだから」
と注意をしました。しかし、その職員は
「何故ですか?髪を染めているのは見た目だけのことで、お年寄りには誠意を持って対応しています。見た目と内面は別じゃないですか」

と言い、納得しません。上司はそれ以上説得しなかったそうです。

おそらく、これらはいかなる事業所でもよくある話ではないかと思います。
皆さんの事業所では、こんな人にはどう助言しますか?

私であれば、まず

たしかに外見と内面は別だけど、サービス業である以上見た目は非常に重要だよ。年配のご利用者や面会に来られた方が、金髪の職員を見たらどう感じると思う?

と、問いかけてみるでしょう。

不快感を極力排除すべき

私がサービス・ホスピタリティを学んだ本の1冊に『リッツ・カールトンで学んだ仕事で一番大切なこと(林田正光著・あさ出版)』があります。

同書ではホテルに勤める女性従業員の髪型がおだんご頭なのは、その髪型を見て不快に思うお客様が少ないから

という事が書いてありました。

金髪の職員を見たお客さんは

「何だ、あんな髪の色をして!」

と憤りを感じられる方が多いのではないでしょうか。
特に、年配の方にはその傾向が顕著なように思えます。

サービス業であるならば、自身とその職場を貶めるような言動・行為は厳に慎むべきです。

極力、顧客が不快に感じる要素を排除するとともに、どんな髪型・髪の色が不快感が少ないかを考察(どこまでが許容範囲かを検討)して行かなければいけません。

ホテルの場合であれば、それがおだんご頭だったという事です。

では、皆さんにお伺いします。

金髪と黒髪、どちらが清潔感を感じますか。
どちらが誠実な印象を受けますか。
どちらに話しかけやすいでしょうか。

介護職の場合、ある程度家庭的な雰囲気は必要ですから黒髪・おだんご頭で統一するまでの事は不要という指針の事業者もあるかも知れません。
ですが、その場合でも黒髪が与える印象は決して悪く無いでしょう。

自身の職場の目指す雰囲気を考慮し、適切な髪型を心がけたいものです。

皆さんの中で髪が明るい方がいましたら、是非一度、次に美容院に行くまででも良いので、髪を暗く(できれば黒く)してみてください。
きっと、自分の視点が変わると思います。何故なら、相手の見る目が変わるから。

確かに外見と内面は別物です。

しかし、まず髪を黒くするという”形”から入って意識付けをする事も非常に重要である事を忘れては行けません。

自分の容姿が、相手にどんな印象を与えているのでしょうか?

まずは相手の立場になって、考えてみましょう。

同意してくれたコメント

全くその通りです。
個性は大切です。でも、職場のTPOをわきまえない程の個性は持ち込むべきではないと考えます。
高齢者様の中には寛容で理解を示してくださる方も中にはいらっしゃいますが、大多数の方は茶髪に対していいイメージをもたれている方は少ないと思います。
不安でいっぱいの中初めてデイサービス施設を利用される方にとって初めて接する人が茶髪だったら。もうそれだけで不安という気持ちが分からない。仮に分かっていたとしても自分を抑えることができない。注意されると自己の尊厳だけを訴える。なんだかなぁ。
そんなんばっかり。
これからますます働き手を選べない時代になります。
介護はどこへ向かうのでしょうね。不安です。

コメントありがとうございます。また記事内容に同意下さってありがとうございました。
仰る通り、我々は介護「サービス業」ですので、他のサービス業と比して遜色ないレベルの(必要最低限の)ビジネスマナーが求められます。「多くの人が不快に思わないレベル」ですね。これは各事業所でしっかり検討し、必要に応じて明文化して職員がしっかり把握しておく必要があります。
確かに介護業界の担い手(職員)は多種多様になって来ています。だからこそ、しっかりとしたマニュアルを整備し徹底することが肝要です。うちも出来てはいませんが…。
『マニュアル人間はダメだが、マニュアルすら出来ない人間はもっとダメ』なんです。

意見をぶつけてくれたコメント

ブログ拝見致しました!
僕も介護をしています!
もともとは、髪をいじるのが好きで美容室で働いていました。

コメントありがとうございます。
また美容師さん(でしょうか?)からの介護への転身、とても頼もしく思います。あなたのコメントも、美容師さんならではのものだと感心しております。

僕も髭にハードなパーマをかけて介護職していますが
もう髪型やネイル、化粧、服装、髭などの規則通りの介護施設は時代遅れと思います。
ただでさえ人手不足に加えて、若者を入れたいのにそんな規則ごとばかりでは若者は介護と言う仕事をしたいとも思いません。
髪型自由の仕事が増えてきてるご時世にそんな堅苦しい上司ばかりの職場で働きたいと思う若者はあまりいません。
生きてきた時代が違えば仕方がないのです。

若い方に介護の業界に目を向けて欲しい、というのは業界共通の想いです。ですが、そこには一定の規律・秩序が求められます(これはどの業種・職種にも言えることです)。
現状、介護は「介護サービス業」というサービス業の一つとみなされています。
その為、万人が不快に思わない格好・言葉遣い・態度が求められると思います。そう言った意味では、髪形・化粧・服装・ネイル等にある程度の規制を設けるのは当然と思っています。
顧客であるご家族・ご利用者に受け入れられ難いというのも大きな理由です。

これからの時代の若者を育てる為には古くさい考えを捨てて、若者でも介護はかっこいい仕事、憧れの仕事、楽しい仕事に変え若者の人気職種にするには、介護職に対する考えを根本から考え直しこれからの未来に繋げることが大切だと思いますよ!

全く賛成します。
ただ、その「介護は格好良い、あこがれる仕事」の中身が大切です。
服装や髪形などの見た目ではなく、介護の本質、やりがい、社会的意義、そういったものを前面に出して「魅力」としてPRするのが「格好良い」につながるのではないでしょうか。
ホテルマンを「格好良い」と思うのも、スポーツ選手に「憧れる」のも、トラック運転手や大工さんなどの職人を「スゲー」と思うのも、決して服装・髪形・態度等が理由ではないと思います。それぞれの職業の本質に魅せられたからではないでしょうか?

我々介護業界が、介護の本質をPRして来なかった(若しくは不十分だった)のは反省点の一つとして挙げられると思います。
ですが、これからも「介護の本質」をPRすることで魅力を感じてもらい、若い方に介護業界に興味を持ってもらえればと思います。

日々の介護の仕事、大変だと思います。あなたも期待の若手として頑張って下さい。またの訪問、お待ちしています。

おすすめ

林田正光氏はその経験を活かして、ホスピタリティ全般に関する著書を多く出版されています。この本も介護・福祉関係者が読んで損はありません。

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